最良の判断とは

最適なプレーを選択できる選手

エジル判断と言ってもドリブル突破なのか、パスなのか、シュートなのか、どっちにパスなのか、ダイレクトなのか、溜めるのか、全てにおいて判断の連続です。常に何かしらの判断をしています。逆に判断をしないでプレーをすることは、得るものが少ないと考えます。

例えば育成期でパスを指導する時「相手を引き付けてからパス」とか「味方が楽になるパス」や「相手の逆を突くパス」等の指導をすると思います。どれも必要な事だと思います。しかしこれらは、引出しや経験を積ませるための指導であって、どのプレーを選択し、どのようにイメージするかは選手の判断です。

当然引き付けないで早くパスをした方がいいと判断したらそうするべきですし、逆を選択しない方がいいと判断したらそうするべきです。この時はこうこうすると、決められた事をするのではなく、自分でイメージして味方と感じあいながらアイディアを出してプレーし、色々なプレー経験を積んで判断力を鍛えてほしいです。

セオリーに捕らわれず、最適なプレーを選択できる選手になってほしいと思います。

判断は先のイメージがありき

自分でも小、中学とサッカーをやっていて、大人になってからもたまにはサッカーをします。常にではありませんが、先がイメージできるときは「ここにパスをするとこうなってこうなる」というのが解ります。それはほんの瞬間ひらめく感覚です。時間にするとどのくらいでしょう?瞬間すぎてわかりません。

その一瞬で様々な判断をするのがサッカーですが、世界の一流プレーヤーたちはその判断が恐ろしく優れていると感じます。将棋でもテレビを見ていて、突然「参りました」とかやりますよね。一流のプロ棋士は一般人には解らない先まで読んでいるんですね。サッカーの一流プレーヤーはテクニックはもちろん、そういった「サッカーで必要な頭脳」「センス」も長けていることがわかります。

エジルの卓越した判断力

極端な話をすると、最近では際立ってセンスが素晴らしいと思うのが以前の記事でも書いた2010FIFAワールドカップで大活躍したドイツ代表でレアルマドリードのメスト・エジル(Mesut Özil)。

彼は味方が活躍でするための最適なプレーをします。エジルはドリブルやキック等のテクニックはもちろんパスセンスもピカイチです。パーフェクトプレイメーカーと絶賛されています。なにより、味方の選手、例えばクリスチアーノロナウドが「エジルは僕をさらに良い選手にしてくれた。彼とプレーするのが好きだ」と賛辞を送っています。「さらに良い」と言うところがクリスチアーノロナウドらしいですね。

エジルの素敵な人柄のよさそうなスーパープレイを見てみます。

常に確立の良いプレーを選択できるところがエジルの特徴の一つとしてあげられます。どうしてもゴール前などでは強引に行きがちですが、チームが点を取るために最良の判断をしているように感じます。

もう一つ特徴として、状況によってですが、パスのタイミングが早いです。これは味方に余裕を与えるます。判断のスピードが速いことと、イメージを持ってプレーしていることがわかります。判断を迷いワンタッチ多くなることで、受け手の状況は変わっていきます。もちろんその逆もあると思いますが、相手がいる事なので、多くは「遅い」ことでチャンスが潰れてしまいます。「今欲しい」という時にもらえないことが多いです。

通常、相手を引き付けてからパスをしようとしますが、それは状況によっての一つの選択種にすぎないと考えます。ですので通常と言う考え方も少し変かもしれません。既成概念捕らわれない、最良の判断をするエジルのプレーを見ているとシビレます。

どのようにして判断力を良くするか

どのようにして判断力を良くするか。

「判断力はセンス」ともいえると思いますが、いかにそのセンスを磨くかです。

これは先を考える能力と、その場の瞬間的な判断と分けてトレーニングできると思います。

先を考える能力を高めるトレーニング

  • テレビやインターネットでサッカーの試合を意識して観る(自分だったらこうする、こうするんだ?等と考えて観る)
  • 紅白戦やミニゲームで先をイメージする事を意識してやる
  • ゲームで何も考えないでプレーをしたときは止めて指導する(あらかじめゲーム等の前に、と言っておく)
  • マンチェスターUユースの四隅スペースゴールの練習(これも先を考えたプレーをするようにする)

その場の瞬間的な判断を鍛える練習

  • マンチェスターUユースのポゼッション練習で、3タッチ以上や2タッチ、ダレクト等の限定をつけて意識してやる
  • 4色ゲーム(近日投稿します)で頭をパニックさせた状態にしてゲームする

 

練習や試合普段の生活から、常に考える事や判断するという事に意識する癖をつけたら良いと思います。

 

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