勝たせる事でなく勝ちたいと思わせること

子供達が本当に勝ちたいと思った時の試合は、鳥肌が立つほど素晴らしいです。

6年生最後の東京都大会の決勝で見せた彼女達の勇姿は忘れることは無いでしょう。4年生が3名も出ている状況ですので、当然技術、体力では劣ります。しかし全員が一つのボールに集中し、常に必要な動きをして、言われなくても自分の意思でヘディングをして、プレッシャーも早く強い。誰に指示されること無く、自分達の意思で動きプレーをして自分達の得意であるパスサッカーを存分に見せてくれました。
試合は延長戦でも決着がつかずPKになり負けてしまいましが、負けたことでなく、こんなにも素晴らしいプレーをしてくれた事に感動して涙が止まりませんでした。本当に成長しました。

サッカーのコーチの中には、勝たせる事が役目と思っている人もいます。

ポジションや動き方を指示し、まるでロボットを動かすかのようなコーチングをする。あげくにはプレー前にやるべきプレーを大声で指示するひともいます。「シュートだ!」「パスだ」とうるさいベンチ。プレーする時は選手が判断する時。一番成長するところでコーチが邪魔をする。相手との間合いを取っているかもしれません。今突破をしようとしていたところかもしれません。音声リモコンのようにベンチから指示をする。最悪です。

たとえ勝ったとしても子供達は嬉しいでしょうか?

コーチが試合をしているような

勉強でも同じで、やらされてる感があるとつまらない。サッカーでも同じではないでしょうか。コーチにやらされている感を感じてしまうと、勝っても嬉しくない。

勝たせるのではなく勝ちたいと思うようにするには?

なんでも同じで、言われるとイヤになる。追っかけられると逃げる。ではないでしょうか。大声で集合をかけてもみんな遊んでる。静かな声で集合をかけると集まってくる。熱く語ると引く。クールに語ると聞いてくれる。

勝とう!勝とう!と荒げても冷めてしまう。勝ちたいと思うか思わないかは本人達の自由。

試合中に声を荒げて指示をしない事が一番だと思います。

自分は子供達より前に立たず、同じ目線から「勝ちたいな」「強くなりたいな」と思うようにしていました。すると自然と力が抜けて良い感じになっていきました。

子供達とコーチはあくまで人と人。動かそうと思っても動きません。子供達はピッチで必死に激しく戦うプレーヤー。尊重して敬意を表していれば、自然と言葉も変ってくるし、それによって選手も変ってくると思います。

「勝たせる」と「勝ちたいと思わせる」は大きな差があるが、ほんの些細な接し方で変ってくると思います。

勝ちたいと本人たちが本気で思うことで、練習も集中するだろうし楽しくなるのではないでしょうか。

香川真司-大久保嘉人

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