1つのコーチングをするには逆も教える必要がある

何か一つの事を教えようとしたときは、逆の事も教える必要があるかもしれません。

例えば、マノン(man on)で(背負っている状況で)前を向いて相手に突っ込んでしまう子に対して、「背負ってるんだから前を向いたら奪われる」と言う指導をすることがあると思います。この時に「背負ってる時は前を向くな」とやってしまうとどんな状況でも前を向かなくなってしまう恐れが出て来るかもしれません。

確かに背負っていれば前を向いたら奪われる可能性は高いので、「・・・前を向くな」と言う指導は間違ってはいないと思いますが。

今回はこの状況を例に考えていこうと思います。

この、背負っている状態(マノン)で前を向いて取られる子に対してどのような指導がより良いでしょうか?

  1. 上でも書いたように、「前を向かない」と教える。
  2. 「常に首を振り、周りの状況を確認しておくように」と教える。
  3. 「ボールを受ける前にマークを外して、いいタイミングでボールを受ける」と教える。
  4. 「ボールを迎えに行き一瞬のタイムラグで前を向く」と教える(前の向き方を教える)
  5. 的確なボディシェイプ(例えば半身)を教える。
(その他、フェイントを使いワンタッチで前に出る等、状況によって様々な技術がありますので演習で色々やると良いですね)

少なくてもこの5つを教える必要があると思います。また、このマノン状態ではチームメイトの声掛けも重要ですが今回は触れません。

逆の事も教える

1と4は同じ状況で逆の事を教えます。ここが指導のポイントになってくると思います。マノンの例だけでなく、様々な状況で逆の事も教えなければならないことは多々あると思います。

そして、これらをしっかり理解させるには労力と根気が必要です。低年齢では特に・・・。

解ってからでは遅いことも・・・

ある程度(中学生くらい)になれば言えば頭で理解も出来るようになると思います。ですが、頭で解るようになる頃にはゴールデンエイジではなくなっているので、身に着けるのに大変な努力を必要とするでしょう。頭で解るようになる前に、いかに教えるかが大事だと思います。この1から5の事は、状況判断を含め全て個人技です。しっかり指導したいですね。

練習メニュー

どのように指導するかはその時の学年や状況で変わってくるとは思いますが、今回の例(背負った状態で前を向いて奪われる)を練習メニューで指導するのは、やはり「バルサの3対3+2フリーマン」が教えやすいと思います。

バルサ練習メニュー 3対3+2フリーマン
バルサ練習メニュー 3対3+2フリーマン

過去の記事:バルサの3対3+2フリーマン

どんな練習メニューでもいいと思いますが、様々なシチュエーションで柔軟な対処を出来るように、何度もトライさせて、試合で自由に使えるようにさせたいです。

コーチは1つのシチュエーションを様々な角度から見る必要がありますね。

コーチと言うのはやればやるほど大変で面白いものですね。

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